http://mtg.takaratomy.co.jp/

 えー、こんばんは。感動してしまったのでここでも書きます。別にタカラトミーさんの社員なわけじゃありませんよ?私はただの大学生ですw

 以前から体験ゲームはありましたが、8版で止まっており9版の体験ゲームはありませんでした。しかし、7日にタカラトミーさんから10版体験ゲームがリリースされました!

 現在1.0.0版で、赤と緑のテーマデッキのみプレイ可能なようです。また、タップ能力の使用やカードの拡大が(私のPCでは)出来ない、ブランチウッドが山をカウントしてしまう等、様々なバグが存在している模様。今後、白・青・黒のテーマデッキも追加されるようです。トップページのカードイラストの拡大画像(イラストが繊細に見れますし、ページを開くたびに画像が違うのです!)、左下にはコンボの紹介、右下にはシャドウムーアの広告と、今までとはかなり毛色の違う、本気で作った体験ゲームに感じられます。

 しかし、何故ここでこんな事を書いたのか。

 実際、このような初心者向けのコンテンツを公開するのはかなり有効、もとい大事な戦略です。どうやらアンケートから察するに、ファミ通やyahoo!japanにて宣伝していたみたいですし(確認できませんでしたが)。
 WotCがどのような事を考えているかはまだ未知数ですが、今回のシャドウムーア発売につき、タカラトミーさんはかなり早い段階からプレビューを翻訳したり、日本のトッププレイヤーさんにカードの使い方やレビューをやってもらったりと、以前に増してコンテンツの充実と情報発信を入念に行っていました。
 外国産のTCGという事で、まずクリアしなければならない点に「言語の弊害」があると思っています。そのゲームがどんなものであろうと、まず我々日本人にとっては"日本語で翻訳された内容"が無ければそのゲームで遊ぶのは難しいのです。
 以前、友人が韓国の将棋のようなゲーム(イメージ:ハンター×ハンターの軍棋みたいなものです)を購入して研究室に持ってきたのですが、やり方が全くわからずネットで調べなければならない始末でした。しかし翻訳して説明しているページがあったようで、なんとかゲームとして遊べた気がします。このように、外国産のゲームは面白い面白くない以前に"最低限の情報"が必要なのです。

 しかし、WotC社では情報を発信してくれません。公式ページ内の日本語ページはろくに表示されませんし、背景世界の小説なんて翻訳する気すら見られません(アジア向けの神河の時でさえ、神河物語しか翻訳しなかったんですから!)。私のリサーチや情報捜索が下手くそで未熟なのかもしれませんが(本当は背景世界の小説の日本語訳が発売されていたりするのでしょうか?教えて欲しいです)、そんな私でもこの程度の情報しか入手できません。もっと情報が無ければ、外国産はいつまでたっても外国産、"意味の分からないもの"で終わってしまうんです。
 よって、そのターミナル・変換機となるべく存在するのが販売代理店だったり、その言語に対応した販売を行う会社なのです。日本で言うとタカラトミーさんですね。

 正直、私自身はタカラトミーさんを

「翻訳もろくにしないし、9版のゲームだって作らない。なんて何もしない、腰の重い会社なんだ」

と思っていたのですが、今回の体験ゲームや他サイトさんの情報等を見るに、どうやらタカラトミーさんの方が以前の会社さんより頑張ってくれているようですね。寧ろタカラトミーに販売権が移ったからこそ今まで持ち応えてくれているようです……。タカラトミーさん、すいませんでした(汗)

 え、翻訳なんて自分でしろ?その位の努力が無ければMagicファンとは呼べない、努力不足の他人頼りだ?

 えぇ、そうですよ?翻訳しようとした時もありましたが、難しいんです。
 "難しい"んですよ、外国の文化や異言語と接して変換するのは。

 そんなんで新規参入者なんて入るわけありませんよね?

 会社としては売れる努力はそこそこするもんじゃないんですか?"世界規模で親しまれている"という売り文句なら、世界中に情報を発信するための最低限の努力は行うべきじゃないんですか?だからこそ、WotCやタカラトミーさんの努力を私は期待しているわけです。根本的な所で言うと、私向け――経験者向けのコンテンツよりも、初心者の人達向けの努力をしてもらいたいと思っているんです。
 (以前にも書きましたが)例えば、背景世界に興味を持った人が居たとします。小説を読んでみたい、と思ったとしても、翻訳されて発売されていないならば、諦めてしまうはずです。(自分で翻訳しろ?時間が無い人だったらどうするんですか?英語嫌いな人はMagicやるなって事ですか?)翻訳されているものが発売されているならば、もっとMagicの世界に入っていけて、カード毎に説明が出来たりして……そうするならば、もっとカードだって集めるはずですし、他の人に説明したり紹介する時にも"武器"が一つ増えます。つまりより多くの人を惹き付け易くなるんです。カード毎にストーリーを追ったナンバーを振ったりしたものならば、もう嬉々として集めちゃいますよね?それだけでもかなり効果があると思うんです。
 (背景世界マンセーなわけではありませんが、ここで「背景世界なんてカードに必要ない。強いカードさえあれば別にいい。強さに関係しないしね」という方がいらっしゃると思うんですが、その背景世界だってMagicの魅力なはずです。背景世界、イラスト、デザイン、ゲームシステム……そういった1つ1つの点でしっかりファンを獲得していくのが、Magicの活性化に繋がるとは思いませんか?)

 脱線してしまいましたが、とにかく今回のタカラトミーさんの試みは非常に有力な手段なはずです。そして、そういった情報を多くの人が知る必要があると思ったため、この場を借りて紹介・宣伝させて頂きました。(タカラトミーの利益になる?いいじゃないですか、もっとMagicが活性化して、人も増えて、強いカードだって増えますよ?)

 そして、タカラトミーさんが今欲しているものは、「反応」なんじゃないか?と思っているのです。体験ゲームや翻訳記事のように、かなりの手間と苦労がかかったコンテンツを公開したとしても、人が来なかったり人気が無かったり、特に意見ももらえないとなると、企業としても「このゲームはどうなんだろう?何も意見ももらえないゲームを苦労してでも売り続ける意味はあるのか?」と思ってしまうわけです。
 しかし、体験ゲーム等のコンテンツを公開して、
「興味が湧いたのでカードを買ってみようと思いました」
「いいコンテンツだ、もっとやってくれ!」
「復帰してみようと思ったZE!」
 等のような応援意見がもらえたり、
「ここはこうした方がいい」
「こういった販促をして欲しい」
「こんな雑誌やマンガ等が欲しい」
という意見がもらえたりすると、企業としては「ニーズがあるのならばもっと頑張ってみるか!」「実際遊ぶ人はこういった情報が欲しかったりこういうニーズがあるのか、ふむふむ」「初心者の人はこういった内容に惹かれるのか、じゃあもっと強化しよう」等と改善して頂けるはずです。私はそう信じています。やはり、そういった点の改善やニーズに沿った販促こそが販売の伸びにも繋がりますし、我々の望む形になっていってもらえたりするのでは無いでしょうか?
 企業としては業績が伸び、プレイヤーは増えコミュニティが活性化し、環境ももっと改善されていく。それこそが今後のMagicが目指すべき道だと思います。そのためには、もっと新規参入者向けの内容や販売形態を考え、メディアを通じた知らない人達でも興味を持ちやすいコンテンツや内容を展開し、そして我々プレイヤーはそれに反応していかなければならないのです。

 出来ればタカラトミーさんに色々な意見を言ったりして、我々のニーズを伝えるべきだと思います。たった5分キーボードを打つだけでいいんです。別に原稿用紙何枚分の内容で無くても、数行だけでもいいんです。それだけでも、「こういった需要や希望があるのか」と分かってもらえるはずです。地道な意見やアドバイスが活性化に繋がるはずです。数こそが我々プレイヤーの武器なのです。意見は多く集まらなければ!

 ま、つまり、
 「体験ゲームをやってみて、沢山の意見を伝えよう!」
 という事です。

 今こそ、世界初のTCGたる名声を取り戻す時だと思います!

 やっぱり、多くの人々が親しみやすい映像メディア(アニメやマンガ)による情報展開や、雑誌に魅力的なコンテンツを増やしたり等の販売促進が必要だと思うんですよねー。少しでも力になれば、と思って小説書いたりしてみてるんですが(マンガは下手糞なのでむっりっ)。
 私自身、そこまでプレイングうまいわけでは無いですし、3版辺りからやっている古参なわけでもありません。ただのいちプレイヤー(スタンやってなければプレイヤーでないならばファンになりますが)です。でも、今後のMagicには発展してほしい、多くの人達に楽しんでもらいたい、それだけなんです。

 Magicの今後を憂うけいごでした。多くのMagicファン(≠プレイヤーさん限定ではありません)の方に考えてもらえる事を期待しつつ。ではではノシ

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